ニューヨーク・エッセンス事情

ニューヨークのフラワーエッセンス販売事情というのは まったくわからないでの出発。 事前に欲しいメーカーに直接問い合わせもしたけれど 必要事項に関して返信がなく怠惰なメーカーの状態もあからさまに。 この大都市に扱っているショップのひとつも無い訳は無い、、、 と現地にて直接探して見ることに。 アメリカはその国土の大きさから通販の発達している国です。 今や分厚い通販カタログがネットという手段を得て ますます便利になっているに違いありません。 フラワーエッセンスやアロマセラピーのようなものは 特別興味のある人でなければ手にしないものです。 日本のように趣味で市場が発展していく、という特色はありません。 どこでも精油が買えるような便利さも 一般の人の消費市場の大きさもありません。 こうしたものはやはりオンライン購入などが便利なのでしょう。 残念ながら移動の中心になったミッド・タウン界隈の 日本でなら置いてありそうな店舗には、やはりありませんでした。 フラワーエッセンはともかく、アロマ用の雑貨などはないものか？ とも捜しましたが、人口の香料の入っているバスオイルなど 高級トイレタリーとしての商品はあっても天然の精油などは 目にすることはできませんでした。 ドラッグストアーなどもあれこれ覗きましたが 置いてあるような雰囲気の場所ではありません。 さて、どうする。。。(・・?　ということで、 ホテルのコンセルジュに尋ねることにしました。 もちろんフラワーエッセンスも精油も知らない人たちです。 自然食品などを扱っている店がどこにあるかを尋ねて 近いところから行ってみることに。 食事のコーナーでも紹介した生ジュースも こうした豊富な商品があるからこそできるのでしょう。 ここではライムを買いました♪　(^ｍ^)謎 ただしどの野菜や果物も甘みが強いのです。 レモンやライムも酸味は弱い。　ということは．．． 右写真の棚上部。 上の手の届かない天井付近にあるのは ＦＥＳのエッセンスです。 店員さんが何捜してるの？とすぐに飛んできて 脚立を上がって必要なものは取ってくれます。 とにかく宅配注文の商品を集めて 店内を回る店員さんたちの忙しいこと、忙しいこと。　 電話もひっきりなしの人気店でした。 このお店では私のよく知るオーストラリアのメーカーの ティーツリーの精油が置いてありました。 しかも鍵のかかったガラスのショーケースの中に。 ガラスのショーケースといえば青汁の素も各種箱に入って 並んでいました。　人気高額商品なのか？ 自然食品のお店の野菜棚 とにかく日本の自然食品屋さんの野菜コーナーとは 比較にならない量と種類の豊富さと鮮度です。 これが全部オーガニックというから驚き。 ありとあらゆる食品の中にBENTO BOXの名を発見！ テイクアウトのお弁当です。 ここはビジネス街から少し離れているものの 人の流れは多く、宅配も盛んのようです。 出来立てほかほかの具沢山スープなども売っていて 人気。　匂いからして美味しそうでした。 まるで倉庫のような店内の棚をお店の人に聞いて ようやくフラワーエッセンスのコーナーに。 驚いてはいけませんヨ〜。 この写真でフラワーエッセンスは手前の棚、箱の下の一列。 あとは全部ハーブチンキのボトルです（爆）。 このハーブチンキの種類やメーカーの多さにびっくりです。 フラワーエッセンスを実際に買っている人がいました。 中年女性のお友達集団がひとりの説明を受けながら あらかじめ用意してきたエッセンスの名称を告げて 店員さんに取ってもらっていました。 なんとなく更年期用のものっぽい感じがしたけど〜。 ほんとはどうなか？　(^.^) このお店にはネルソンＵＳＡとＦＥＳの２種類があっただけ。 いいえ、これでも置いてあるほうなのです。 レスキュー・レムディはあっても ほかは何も置いてないというところが数件ありました。 日本のように試飲させてくれたり、 手に取ってゆっくり見ることは到底不可能なことです。

* * * ニューヨークに住んでいる方が有名なお店があるから ここなら何か興味を引くものがあるのでは？ と住所を教えてくれたのでグリニッジビレッジに足を延ばしました。 学生街には革新的なものがあるかな？ 自然療法などではマンハッタンでも有名なドラッグストアが グリニッジビレッジにあるからフラワーエッセンスもあるよ、 とのコンセルジュ情報もあり。 * * *

グリニッジビレッジにある老舗のドラッグストア 古い木製の大きな棚が壁一杯にある店作りが懐かしい感じ。 奥では薬剤師のような人たちが働いていました。 品数が多く、ここではニールズヤードの青い瓶も 見かけましたが、ボディケア用品のみ。 ネルソンＵＳＡは聞くと奥から出してきてくれるといった状態。 ここも宅配可。 ネルソンは独占企業ではないのですが、 最近の動向を見聞きするとちょっとそうした方向が 見え隠れしてきています。 たぶん置いてないな〜と思いつつも あきらめきれず、ことあるごとにドラッグストアーや ビタミンショップも覗いてみました。 レスキューがあればいいほうで、 普通のドラッグストアーにはそうした類はありません。 とりあえず、ニューヨークでネルソンバッチは購入可です。 私は違うメーカーを捜していたのでどこもペケ。 考えてみれば即効性と機能性を優先される国民性。 時間のかかる自然療法的なものが忙しいニューヨーカーに 浸透するにはちょっと無理があるでしょう。 たぶん西海岸にはもう少し専門のお店もあるのではと 予想されます。 また質のよいサプリメントなどは大方がネットワーク販売かな。 店頭で見かける商品にはある程度限りがあるようです。 雨のグリニッジビレッジの一角 ここはこじんまりしたたたずまいで典型的な 東海岸の古い町並み。　 情緒があってちょっとほっとします。 教えてもらったのはハーブショップでした。 かなり長くからこのビレッジにあるお店で、 きっとヒッピームーブメントも経験したであろう大お姉さまが 大きな猫数匹と共にお店におりました。 この日同行してくれた友人は、この人魔女じゃない？ と意味不明なつぶやきを(^^) ハーブショップ入り口にあったお勧め商品の山。 オリーブオイルやハーブティなどがバスケットに積んであります。 ボディケア用品の棚 ようやく日本でイメージするような専門店ぽい趣に。 棚の下にはなにげにスマッジングスティックもありました。 日本のショップのように整列した戸棚に 商品がぴっちり並んでいる、とうい雰囲気では 全然ありませんよね。 ドライハーブの棚 量り売りです。 ←古いガラス瓶が沢山並ぶハーブショップの店内。 この瓶の中にはお茶にして飲むハーブもあれば、お米や料理に使うスパイス類、マスタードの粉などもありました。 学生さんらしき男性や近所の住人らしきご年配の方が買い物に来てました。 棚も瓶も古いです。　オープン当初からこのままなのでしょう。 このお店でようやくアロマ用の精油が数種類テスティングできる状態で置いてあるのに出会いました。　しかし日本に輸入されているような質のものではないようです。　たぶん香り専用ではないでしょうか。　ネロリ（オレンジの花から採れる高価な精油のひとつ）の瓶はやっぱり鍵のかかった棚の向こうに．．．　　ＦＥＳのマッサージオイルが1本だけ寂しく下のほうで埃を被っていました。 ここでもフラワーエッセンスはレスキューだけでした。 けれど老舗のハーブショップの雰囲気を味わえて満足♪ 商品を買うというよりもどんな所でどんなお客さんが来ているのかな？ということにも興味があったからです。 このお店には目的に合わせてハーブをブレンドしてもらう人たちが来るのでしょう。 グリニッジビレッジはお洒落なレストランなど数多くあるようですが、目的だけを済ませてあとは次の予定に向かいます。　雨の中、帰りのタクシーがなかなか拾えなくて時間もなくなりかけてかなりあせりました。　乗車拒否はあたりまえ。　拾う方向が間違っていたのか？？？　地下鉄に乗るかどうするか選択を迫られていたときにやっと一台止まりました。　　車上の人となったときはとりあえずホッ。 ニューヨークともあと少しでお別れです。 雨の中辛抱強く同行してくれたエムさん、どうもありがとう。 ※このページの内容はあくまでも短期間ビジターとしてＮＹを訪れた 旅人の目を通して書かれたものです。 実際にＮＹ在住の方などは他の情報をお持ちかもしれませんので 不足の部分はあしからず。 *04/16/2004 UP home / essence menu （C)2004 - Green Hearts-flower essence & communication 画像、文献の無断転用はご遠慮ください。